
2018年9月6日未明に起きた北海道地震。
津波がなかったため死者や被害者は東日本大震災ほどではなかったものの、大規模な土砂災害が発生し亡くなられた人がいたことは心が痛い。
地震は忘れた頃にやってくるということわざがあるが、日本は21世紀前半から2011年の東日本大震災をはじめとして大規模な地震が続いており、 北海道十勝地方南部地震、熊本地震、鳥取県中部地震が発生。そして今年になって大阪府北部でM6.1の地震が発生し、9月6日には北海道胆振東部地震が起こった。この地震は北海道厚真町で最大震度 7を記録し道内では初の7を超える観測となった。
2018年の宏観異常現象
今年は猛暑のことばかり言われているが、花が早めに咲き始めると言った季節が先行する現象が発生していた。
3月は肌寒い日が続いていたが、突然暖かくなったことで桜が一気に咲き、その後ツツジや藤の花が例年よりも二週間早く、梅雨も西日本豪雨災害のあとすぐに明けると、例年よりも二週間ほど早かった。
その後ダブル高気圧による凄まじいまでの猛暑が列島を襲い、連日熱帯夜は当たり前、気温40度を超える場所も多く、深夜でさえ30度を下回らない現象に見舞われた。まるでエジプトやインドのような暑さである。
ようやく涼しくなったと思ったら今度は20年ぶりという大型台風が関西地方を襲い、風速60メートルを観測し記録的な高波が関西空港を襲った。
魚の豊漁は地震の前触れ
これだけでも充分異常な年なのだが、他にも魚に関するおかしな現象があった。
相模川でアユが大量発生し4月1日から5月27日までに4600万尾以上が確認されている。普通の年は平均で400万~500万尾だそうだ。
アユが豊漁だと地震がくるという言い伝えも存在し、ひょっとすると関東地方で大地震がくるのではないかと噂されていた。
また秋になるとサンマの豊漁が良い知らせとして報道されており、目黒のさんま祭りでは多くの人が集う様子がテレビでも流れ、その一方で近年、中国や台湾がサンマを食べるようになって不漁が続いていたのに、今年はなぜだろうという声も上がっていた。
1896年の明治三陸地震と1933年の三陸沖地震の際にはイワシが大豊漁だったこともあり、魚の豊漁は地震の前触れという言い伝えがある。また東日本の時も地震の一年前からイワシが豊漁だった。
またこの魚に関する宏観現象は関東大震災ではとても多く、相模湾ではまったく魚が漁れなくなった、川崎市ではなまずが大量発生(地震の前にはナマズが騒ぐという諺あり)した、東神奈川ではハゼが大量発生していた、などが記録されている。
これらの言い伝えは「後から考えれば・・・」というものなので、不気味ではあるが軽視されることが多い。
しかし今年はサンマの豊漁、アユ以外にも相模湾でイワシやサクラエビが激減して例年の1/5になったり、東京湾にクジラがきたり、富山県でホタルイカに異変が起きたり、青森県の海岸に大量のイワシが打ち上げられたりと多くの現象があった。
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