ロトたちの避難二人の客は、ロトに言った「他に、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れて、ここから逃げなさい。
実は、私たちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが神のもとに届いたので、この町を滅ぼすために、私たちを遣わされたのです」
ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き「さあ早く、ここから逃げるのだ。神が、この町を滅ぼすからだ!」と促した。しかし、婿たちは冗談だと思った。
夜が明けるころ、天使たちはロトをせきたてて言った「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって、滅ぼされてしまう」
ロトは、ためらっていた。神は憐れんで、二人の客にロト・妻・二人の娘の手をとらせて、町の外へ避難するようにされた。
彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、神は言った
〈命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにも止まるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる〉ロトは、言った「神よ、できません。
あなたは僕(しもべ)に目を留め、慈しみを豊かに示し、命を救おうとしてくださいます。しかし、私は山まで逃げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまうでしょう。
ご覧ください、あの町を。あそこなら近いので、逃げて行けると思います。あれは、小さな町です。あそこへ逃げさせてください。あれは、ほんの小さな町です。どうか、そこで私の命を救ってください」
神は、言った〈よろしい。そのこともあなたの願いを聞き届け、あなたの言うその町は滅ぼさないことにしよう。
急いで逃げなさい。あなたがあの町に着くまでは、私は何も行わないから〉 そこで、その町はツォアル(=小さい)と名付けられた。
ソドムとゴモラの滅亡太陽が地上に昇ったとき、ロトはツォアルに着いた。
神は、ソドムとゴモラの上に、天から硫黄の火を降らせた。
そして、これらの町と低地一帯、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になってしまった。ソドムとゴモラは地震による地盤沈下で滅んだか、或いは死海の津波によって消滅したかを表した記述だと言われている。
また一般的ではないが、この記述は古代の核戦争を現したものだという説もある。
古代核戦争「太陽が地上に昇ったとき」にロトはツォアルに着いたとあるが、これは夜が明けたというよりは核による大爆発の表現の可能性がある。
また「ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になってしまった。」の部分は「塩」はシュメール語では「蒸気」という意味もあり、ロトの妻は逃げ遅れ爆心地に場所で被爆し、蒸発したとも取れる記述である。
実際にシナイ半島には空からでしか確認できない、核戦争を表すような「傷跡」が残されている。
シナイ半島の表土は石灰岩で覆われているのだが、この傷跡に残る黒い小石は、「テクタイト」と呼ばれ、高温で溶けた岩石の跡が確認されており、更に1920年代、ヴァチカンが死海周辺に派遣した発掘調査隊によると、動物の生殖能力を失わせる程の残留放射能が検出されているという話もある。
ゼカリヤ書 14章12節 敵の間の恐慌主は、エルサレムを攻めにくるすべての国々の民にこの災害を加えられる。
彼らの肉をまだ足で立っているうちに腐さらせる。
彼らの目はまぶたの中で腐り、彼らの舌は口の中で腐る。
これもまた古代核戦争における中性子線の様子ほ書かれたものの可能性が高い。
現生人類が誕生して20万年が経つ、現生人類が誕生したときから、知能や身体能力が同じだということを考えると、四大文明からわずか5000年で今の文明を作り上げていることを考えると、残りの19万5000年の間すべてが原始生活を送っていたとは考えにくい。
世界は何度も滅んで生まれ変わっていると思う。
- 関連記事
-