航空自衛隊の飛行点検機の墜落と熊本地震

熊本地震の数日前に鹿児島で航空自衛隊の飛行点検機U125が不可解な墜落事故を起こした。
これによってほぼ全員の死亡が伝えられている。
埼玉の航空自衛隊がなぜ鹿児島の鹿島上空を飛んでいたのだろうか？

時を追うごとに謎が深まるのは墜落の原因だ。機長は４０代の３佐。隊長クラスのベテランパイロットだ。無線設備を検査する“点検飛行”のため、計器に頼らず目視で飛行していたというが、当時の天候は弱い風が吹いていた程度。「一部の山に雲がかかっていたが、視界の悪い状況ではなかった」（杉山良行航空幕僚長）という。航空機の専門家たちも「想像がつかない」と首をかしげている。
出典　日刊ゲンダイ

各社報道によると、埼玉からわざわざ航空自衛隊がやってきたのは、海上自衛隊鹿屋航空基地（鹿児島県鹿屋市）内にある戦術航法装置から電波が正常に発信されているか点検をするためだったという。
墜落現場は鹿屋市と垂水市にまたがる標高約900メートルの高隈山の御岳山頂付近、水平飛行中に山肌に激突したと見られている。無線交信でも異常を伝えるものはない。

気になるのは周囲を目視で確認する「有視界飛行」をしていたこと。電波が正常に発信されているか点検ではこのように自動操縦に頼らず「有視界飛行」をするものだろうか？

熊本地震のタイミングで自衛隊機の高隈山激突。しばらく南九州からは目が離せなくなりそうだ。

墜落現場遺された人たち [ 飯塚訓 ]